むめい

音楽、映画、小説、スポーツ、ノルウェーのこと、とか。

9 アナザースカイにノルウェーが そこは私のアナザースカイ。

 昨日、アナザースカイに古市憲寿さんが出てまして、ノルウェーを紹介してました。このノルウェー、私も約一年古市さんと同じように留学してまして、同じ大学、同じ寮でした。これも見た!とテレビの前でひとしきり感慨にふけっていたんですが。

 テレビでもありましたが、ノルウェーっていう国の情報量はかなり少なくて、スウェーデンフィンランドと比べると少しマイナーな国なのかなと思います。

では、唐突ですがノルウェー〇☓クイズ

1. ムーミンノルウェーのキャラクターだ。

2. イケアはノルウェー発祥だ

3. ノルウェー人は世界で一番コーヒーを飲む

答えは記事の最後に書いておきます。

 

 番組の中で古市さんは社会学を勉強されているとあって、そこに男女平等とかもあったんですが、私も遠くないことを勉強していました。ノルウェーの社会のこともありましたし、逆に日本論みたいな授業を受けてみたり。その中で私が特に好きだった授業がジェンダーと音楽の関係性でした。毎週ジェンダーと音楽に関わる文献を読んで、授業に臨むのですが、毎回一回は発言しなきゃいけないんですね。これが結構きつい。まず私はジェンダー学をやったことが無かったので、何をもってそれが差別的なのかそうでないのかがかなり曖昧だったわけです。しかも授業のクラス人数は大体10人前後なので発言しないでやり過ごすわけにもいかない。そのため、無理にでも何か発言してました。日本ではこうだ、とか・・・。結局その授業は単位はなんとか取れました。(先生は私の拙い英語や文章にも寛大な心で対応してくれたのでしょう)

 ノルウェーに関することでもう一つ。ノルウェーの特徴として「平等」があります。平等ってどう思いますか?おててつないでゴールを切るみたいなこと?それとも女性の活躍する社会?平等な機会?多分どれも正解です。平等という概念はその人のいる立場から如何様にも変化しますし、定義することはまず無理だとは思います。でも「平等」を作る努力は出来ますし、その一つとして過干渉をやめること、が私の中の一つのアイデアです。勿論、困っている人を助けない、とかそういう意味ではなくて、個人を個人として尊重して、その人の意を出来るだけ邪魔しないってことです。そんなん当たり前でしょって意見、出て当然です。でも日本の最近の風潮でも感じるのですが、1人の人間を人間として向き合うことができていないのでは?と思うのです。これがちゃんとできれば、山口真帆さんの事件もこんな形にならなかったでしょうし、女性の社会活躍がより実体をもって実現できるのでは?と感じます。

三者である個人の状況をせめて自分に置き換えて考えて、その人がやろうとしていることや信じているものに「それは違う」とか「浅い」とか言い過ぎない。男性が男性と結婚したっていいじゃないですか。女性が社長でいいじゃないですか。タレントが基地問題にコメントしてもいいじゃないですか。他人のすることに対してハンマーを振り下ろし続ければ、そこには自由がなくなり、皆が不自由な、不幸な平等が生まれるのでは。皆が自分でない存在にも思いやりを持って見守り、時には助け合うという極めて原始的な感情、大事にしていきたいですね。

 

 

ノルウェークイズの答え

1. ☓ ムーミンフィンランドです。

2. ☓ イケアはスウェーデン。ちなみに英語では「アイキア」って言わないと通じません。

3. 〇 世界的に有名なコーヒーショップが立ち並ぶオスロ。国民もコーヒー大好きです。