4 Fieh:ノルウェー発、グルーヴィーなサウンドを生み出す新星
ノルウェー、行ったことありますか?というよりも知ってますか?が正しいかもしれない。というのも、私はノルウェーに交換留学生として1年ないくらい住んでいた。そんなノルウェー、巷における知名度の無さは凄まじい。
と、まあノルウェーでオーロラとサーモン以外の印象が出てきたなら100点だ。
ノルウェーがそろそろゲシュタルト崩壊してきた。ノルウェーに興味を持ったなら鐙麻樹さんというライターの記事を読むといい。マジで大体ノルウェーが掴める。
私はノルウェーの首都、オスロに住んでいたのだが、オスロですら娯楽は限られる。いや、実際遊ぶ所はあるのだが、なんせ物価が高すぎる。店に入ればビール一杯1000円。日本の400円とは大違いだ。そんな外出を奨励しない物価は私をインドアにしてしまった。だが、幸いにも音楽は好きだったのでそれ関連でお友達もでき、ライブなどにも連れて行ってもらった。
そうこうしていると自力で見つけたくなってくる。私の貧弱なサーチ能力で
「Norway Jazz Good」とかをグーグルの検索にぶち込みまくって出てきたのが
9人組バンド、Fiehだ。
まあ、私が知ってるくらいだからまあまあ有名だし、日本語の記事も今年になって増えた。
Fiehのボーカル。キルビルでは無い。
ところで、Fiehが生まれた街は正真正銘の田舎だ。Einaとか正直聞いたことすらない。
Eina、すごいのどか。といっても、都市部でも少し離れたらこんな感じなのがノルウェー。平等を掲げてるし都市でそんなにデカい差は生まれない。(無いと言えば嘘)
そんな田舎育ちなFieh、音楽性は非常に都会的だ。日本でいうと誰なんだろうな、Suchmosをもうちょっと可愛い感じにしてホーンセクションがあってボーカルが女性・・・・
さすがにそれはもう別物か。つまらない説明は後回しにして聞いてみてほしい。
2曲紹介するが、どちらも甲乙つけがたいくらいハイクオリティ。
「25」 ベースがめちゃくちゃ小気味よく、ドラムの存在感もまた然り。大人しい曲調ではないんだけど、そんなに前のめりにならずとも聴ける。でもしっかり心躍るグルーブだ。4分あるけど2分くらいに思える。なんでだろうか。コメント欄にSuchmosがサンプリングしそうとあった。まあそうなのかも。
「Glu」 こちらはすこしだけジャズっぽい印象。個人的なものだけど。序盤のキーボードの感じとかは今のジャズに近いかな。でもやっぱりグルーヴィー。リズムを生み出す天才です。
これも本当に4分なのか、って感じがあります。
ライブバージョン。私はこっちの方が好き。キーボードの良さが存分に出てる。
この歌ってるSofie(真ん中)すごい楽しそう、いいですね。
最近のR&B、ジャズが好きな人は多分刺さるんじゃないかな。是非。
まだ若いアーティスト、今から好きになって損は無いです。